修復工事の概要・費用

神泉苑狂言堂は明治時代に神泉苑境内に建立され、それから数年後には現在の位置と方角(舞台が南向き)に移転し現在に至っています。 
舞台は二階が本舞台、一階が楽屋として使用されています。また、演技のために、飛び込みの形式や、天井から吊り下げられた綱を使うなど特異な施設も用意されており、それによって様々な狂言が可能となっています。
明治時代から現在に至るまでの間、小規模な補修をしてまいりましたが、今回、京都市文化財保護課及び、京都府文教課の指導により大規模な修復の事業に着手する予定です。
今回の修復工事により将来までの長期間に亘って安全に狂言が演じられる施設となるように心掛けます。

 修復の概要
  @楽屋の床が地面に近く、床下の空気が滞留するので、床を持ち上げる。
  A楽屋の天井が低く特に、演者が被り物をすると天井との間が狭いので天井を高くする。
  B本舞台の床材を張り直し、演者の大きな動きにも耐えられるように補強する。
  Cその他、必要な修復を行う。

 工事費用(概算)
   予定額 18,500,000円


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2013.10.15 神泉苑大念仏狂言のページを更新しました!